春を愛する人

【2016.7.11完結】自称ひとりぼっちが、ふたりぼっちになるまでの記録。

  • 記事数 332
  • 読者 516
  • 昨日のアクセス数 41

21.初回1000円-9

しおりをはさむ

2016/06/06 20:04:59

  • 52
  • 0

メールを送信し終えて、携帯をバッグにしまおうとすると、「里菜」と、いきなり名前を呼ばれた。


「何?」

「アドレス教えて」

「ああ…うん…」


特に断る理由がなかった。

最初は、面白くない人だと思った。

でも今はむしろ、慎吾ほどチャラチャラしてないのが好印象ですらあった。

私はテンションの高い男が苦手だ。

1人で退屈な時は、また来てもいいかなとか考えていた。


あまりにも当たり障りない話しかしなかったから、彼は営業なんてして来ないものだと思い込んでいた。

だから、赤外線で連絡先交換。

すると、翔太は言った。


「今度ごはん行こう」

「…なんで?」

「なんで、って…」

「あ、ごめん、社交辞令?笑」

「いや、マジで。てかわざわざ理由要ると?」

「なんでわざわざ私なんかとご飯行きたいんかなと思って 笑」

「分からん。でもなんかもう店は来んそうやから」

「わざわざ育てに入らんでも、また来い!でいいやん。回りくどいことせんでいいよ 笑」

「育てやないし。警戒し過ぎ 笑」

「だって聞こえとったやろ?そこそこ稼げとるから、いい客になりそうやろ?」

「聞こえとったけど、別にご飯行くくらい普通やん 笑」


確かにそう。

だけど、彩乃ちゃんから聞いた話がグルグル頭で回っていた。


「普通かもしれんけど…」


私は黙った。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

12/3 編集部Pick up!!

  1. 同窓会は「品評会」のイメージ
  2. バツ2で4人子持ちの彼にモヤモヤ
  3. 母親教室の参加者にビクビクする

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3