春を愛する人

【2016.7.11完結】自称ひとりぼっちが、ふたりぼっちになるまでの記録。

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2016/06/01 22:29:30

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「彩乃ちゃんが聞いてくれたから、特にないかな」

「おっけい!じゃあ自己紹介ね!俺は慎吾っていいます!はい次、こいつ!」


と、慎吾が雰囲気イケメンの袖を引っ張った。


「あ、翔太です…」

「はい、じゃあ次そっち自己紹介!」

「彩乃です!」

「里菜です…」

「彩乃ちゃんと里菜ちゃんいくつ?」

「彩乃20歳!里菜ちゃんは21!」

「まーじか!じゃあ彩乃ちゃんタメやん!!なんか歌おー!」


そう言って、慎吾は歌本を取り出して彩乃ちゃんと眺め始めた。


「20歳やったら俺もタメ…」


翔太がボソリと言った。


「私だけ21」

「まぁあんま変わらん…」

「まぁね…」

「…里菜って本名?」


翔太が、いきなり聞いて来た。


「うん。そっちは?」

「本名…この名前めっちゃ人とかぶる」

「そう?漢字どんなん?」

「なんか左に羊書いて羽、と、太い。そっちは?」

「里芋の里に、菜の花の菜」

「…里芋て 笑」


翔太が笑った。

なんで私が笑わせてあげなきゃいけないんだか…

お客さんは私だよ。


つまんない人…もう会うことはないだろうな。

そう思った。

この後、彼と変な関係に陥ってしまうなんて、微塵も思っていなかった。

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