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風俗を辞めて。その7社長編2

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2016/05/27 08:27:11

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猫部屋は椅子がないので、
私がコロコロをかけて、4人で床に座った。

『で?話って何?客、待たせてるから
手短にな』
俊くんが、社長を促した。

『うん。実は俺とリン、正式に婚約した』
社長は、いきなり直球で来た。
さすがの俊くんも驚いてる。
私は、衝撃で声も出なかった。

『正式に婚約って……いつの間にだよ?』

『プロポーズは、先月。今月の頭に
リンの両親に挨拶に行って、その後、
俺の両親にも会ってもらった。
両家共に賛成してくれて、来月には
入籍する。式と披露宴はしない。
どーだ。スピーディーだろ』
驚く俊くんに、社長がドヤ顔で言った。

『何だよ、結婚決めた時点で報告しろよ!
美羽、何か聞いてた?』

『ううん。何にも……驚いちゃった』
私は呆然としたまま答えた。

『かーっ!まさか、ジジィに遅れを
取るとは……まぁ、何はともあれ
めでたいよな。リンちゃん
おめでとう!ジジィにガッツリ
幸せにしてもらえよ!な、美羽』

『あ、うん。おめでとうございます!
でも、2人から、もっと早く報告して
欲しかったな』

『ごめんね、美羽ちゃん。報告は、
美羽ちゃんと俊くんが再会して
落ち着いてからって、聡さんと
話し合ったの。黙ってて、ごめん!』
リンさんが、両手を合わせて謝った。

『いやいや、おめでたい事なんだし
謝る必要ないですよー。
ほんと、おめでとうございます!』

『美羽ちゃん、俊くん、ありがとう』
リンさんの目から、涙が零れ落ちた。
リンさんの肩を、社長がそっと抱く。
リンさんの肩に回された、大きくて
温かな手。あの手は………

何だか無性にいたたまれなくて、私は
視線を床に落とした。
なんだろう、この気持ち………
胸に、ぽっかり穴が空いたような、
この淋しさは、何なんだろう?

『そろそろ、下行かないと。ジジィと
リンちゃんは、皆が帰った後
居残りな。じっくり話聞かせて
もらうから』
そう言って、俊くんは猫部屋を出た。

『美羽ちゃん、驚かせたね。
でも、安心したろ?俺が独り身じゃ
なくなってさ。相手はリンだし』
社長が、頭をポンポンってした。
途端に、涙が溢れ出した。

『あ、あはは〜。
嬉しくて、泣けちゃいましたぁ』
私は泣きながら、笑った。

『全く、美羽ちゃんは泣き虫だな。
特に、俺の前では泣いてばっかりだ』
社長が、顔を覗き込んでくる。

『今回は、嬉し泣きだからいいんです〜』
私は手で涙を拭いながら強がった。
リンさんが、そっとハンカチを
渡してくれた。

『あ、すいません💦私、顔直してから
下に戻るんで、お二人は先に
行って下さい』
リンさんに渡されたハンカチで顔を隠し、
私は2人を促した。

『分かった。主役が顔ドロドロじゃ
カッコつかないもんな』
社長は笑って、リンさんと出て行った。

1人になると、ますます涙が
止まらなくなった。

社長は、もうリンさんのもの。
何かある度に、私を助けてくれた社長。
私を守って、支えてくれた社長。
大きくて、温かな手。優しい笑顔。
全部、全部、リンさんのものに
なっちゃうんだ。

分かってる。私には俊くんがいる。
俊くんへの愛情は、少しも揺るがない。
社長への気持ちは、恋愛感情じゃない。
じゃあ、この淋しさは何だろう?
何で、涙が止まらないんだろう?

泣いてる私に、猫さん達がまとわりつく。
私は、ユズを抱きしめて泣いた。

ドアの外で足音がして、ユズが私の腕から
逃れた。ドアが開いて、振り向くと
俊くんが立ってた。

『全く……このブラコン!!』
へ……?ブラコン?

『………誰が?』
訳が分からなくて、聞き返す。

『美羽!自分で分かってねーの?』
え?私?

『私、男兄弟いないよ?』
私の答えに、俊くんは頭を掻き毟った。

『馬鹿!ジジィだよ!
美羽にとって、ジジィは頼りになる
兄ちゃんみたいな存在だったんだろ?
今の美羽は、兄ちゃんが結婚して
寂しがる妹みたいなもんだ』

ああっ!そういうとこか!
俊くんの言葉は、ストンと心に落ちた。
途端に、涙が止まった。

『俊くん、私………』

『納得した?そういうことなんだよ。
アホらしすぎて、嫉妬もしないね』

『うん。私、アホ丸出しだね(笑)』

『結婚しても、ジジィはジジィだろ。
アイツの性格からして、これからも
お節介焼いてくるって』
俊くんの言葉は、魔法の言葉🎩✨
さっきまで泣いてたのが嘘みたいに、
私の心はスッキリしてた。

『さっさと顔直して、下に来いよ。
そろそろ、お開きだから』

『俊くん、ありがとう!!』
俊くんは、肩をすくめて出て行った。

私は急いで寝室に駆け込むと、
ぐしゃぐしゃの顔を手早く直そうと
したが、思った以上に、凄いことに
なっていた😱💦
ようやく顔を直して、下に行くと、
皆、帰り支度を始めてる。

友達が寄ってきて、
『美羽の彼氏、めっちゃイケメンじゃん!
こんな立派な家まで建てちゃって
すっごいよねぇ』

『そうそう。でもさ、村田さんも
渋くてカッコイイ~』
皆、興奮気味で言いたい放題。

『美羽、結婚はいつ?』

『んー、まだわかんない』

『決まったら絶対、教えてよ〜』

『オケ👌🌟今日は、あんまり喋れなくて
ごめんね。今度、ゆっくり来て~』

『了解👍👍✨料理メチャうまだった!
今度、彼氏の店に招待してね!』

お客様達を玄関まで送り、GODIVAの
チョコを渡す。お祝い返しってヤツだ。
口々に別れを言って、約2名を残し、
皆、帰って行った。
残ったのは当然、社長とリンさん。

『よし!ジジィ!今夜は祝い酒だ🍶🍷🍸🍹』
そう言って俊くんが持ち出したのは、
なんと、リシャール‼(•'╻'• ۶)۶
それ………1本ウン10万だよ、俊くん……

さすがに社長も遠慮して、
『いや、俊くん、それは……』
と言ったのだが、
『俺からの結婚祝いだ。
ガタガタ言わずに飲みやがれ!』
俊くんに押し切られ、結局、
リシャールの栓は抜かれる事になった。

それから、俊くんも社長もリンさんまで、
飛ばしまくった。
ビール、日本酒、焼酎、ワイン……
飲んだくれた3人は、そのまま眠った。
幸せそうな寝顔だった😪😴💤😴…💤


呑兵衛3人組。笑

by美羽

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コメント4

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  1. 美羽さん(88歳)ID:4088538・05/27

    みうちゃ~ん😄💕✨

    こんばんは!🌛*°
    そんなに、ユウキくんを熱望して
    くれるなんて感激っ٩(*´꒳`*)۶❤❤
    ましてや、最初から読み直して
    くれるなんて、みうちゃん神?✨

    みうちゃん、仙台なんだ〜(๑✪ω✪๑)
    牛タン食べたくなった!笑
    笹かまも、美味しいよね~って、
    食べ物ばっかりψ(๑'ڡ'๑)ψ

    さては、みうちゃん色白美人さんだな?
    (๑>ㅂ・๑)♡*. °

  2. みうさん(99歳)ID:4087715・05/27

    美羽ちゃんこんばんは💕

    どうしようもなく、俊くん、いや、ユウキ君に会いたくなって(笑)最初から読み返してました😊

    やっぱりイイ男だなー。

    社長も素敵、美羽ちゃんも、リンさんも幸せだ~✨

    あ、ちなみに私は仙台です😊

  3. 美羽さん(88歳)ID:4082528・05/27

    レリアさん😊💕
    おはようございます。
    そっかー、ナイトかぁ。
    何だか、目からウロコです👀💦

    でも最近の私は、社長を、お兄と
    呼んでいるのでありました。笑

    レリアさんの気持ちは、よーく
    分かりますが、生涯独身は
    社長も辛かろうと思いますε-(•́ω•̀ )

    次回は、社長の育ちetc……が
    明らかになります!
    お楽しみに*˙︶˙*)ノ"♡

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