春を愛する人

【2016.7.11完結】自称ひとりぼっちが、ふたりぼっちになるまでの記録。

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17.体入-5

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2016/05/23 20:24:22

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私が最初についたその常連さんは、ナンバー1の子を指名していた。

その子はいつも忙しく、いい加減放置も慣れて来たと言う。


「でも…それだけ放置になっちゃっても、それでもその子に会いたくて来て下さるんですよね?」

「う~ん…まぁそうやね」

「すごいな…そんな風になりたいですね」

「今日初日やろ?まだまだこれからやん!頑張って!」

「ありがとうございます」


そんな会話をしていたら、ダウンタイム。

照明が暗くなり、この時はお客さんの膝に乗らなきゃならない。


「私が乗せてもらって大丈夫ですか…」

「うん、どうせダウンタイム中に戻ってこんし。ここのボーイ本当女の子の付け回しが下手 笑」

「なんかすみません…」


そして私はミュールを脱ぎ、向かい合わせで客の膝にまたがった。


「なんか恥ずかしいですね…」

「最初はそうやろうね」


そのまま、客とキスをした。

何やってんだろ私…そんな気分が、一瞬よぎった。

テンション上げなきゃ…


結局その客とはキスだけで、胸はほとんど触られなかった。

好みじゃないのかもしれない。

ナンバー嬢と比べたら、そりゃそうだよね…

なんとなく凹んだ様な、変な気分。

すると、客が言った。


「まだシラフ?」

「シラフですよ~!最初のお客様ですから」

「え!俺が初?!じゃあ乾杯しよう!何か飲も!」

「いいんですか?」

「いいよ!!」


そしてそれから、結構飲んだと思う。

多分このお客さん、かなりヤケになっていた。

ただのヘルプの私に、ガンガンドリンク出してくれて…


最初に少しついただけだという、その客の指名嬢。

結局私は時間間際までこの席にいて、送りだけを指名嬢がする様な感じになってしまっていた。

自分の意志で席を渡り歩けるわけじゃないとはいえ、何だか申し訳ない気持ちになった。

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