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風俗を辞めて。その5再会編その1

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2016/05/21 09:11:40

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  • 11

妹と愛理と暮らした1ヶ月は、
思った以上に、私を癒してくれた。
特に、愛理の存在は大きかった。
愛理は私に、とても懐いてくれて、
どこに行くにもついて来た。
私は心から愛理を愛しいと思い、
愛理を産んでくれた妹に感謝した。

そんな暮らしの中、私と妹の間の溝も
埋まったような気がした。
妹は、実によく働いてくれて、
妹が料理上手なのも、初めて知った。

そして、1ヶ月。
妹と愛理と別れの時がやってきた。
愛理は、帰りたくないと、泣いて
暴れて大変だった。
結局、2人が家を出たのは、
身支度を終えて、3時間後だった。
妹は、愛理が夏休みになったら
また来ると約束して帰って行った。

2人が帰って、1人きりになると、
途端に寂しくて、泣けてきた。
愛理の置いていった玩具を見たら、
涙が止まらなくなった。

でも、私の本当の闘いは、これから。
ユウキくんに再会するまで、
孤独になんか負けてられない。
私は涙を吹くと、夕食を作る為に
キッチンに立った。

それから、私の生活は、慎ましくも
平穏に過ぎていった。
時に鬱状態に陥る事もあったが、
そんな時は無理せず、リンさんに
来てもらった。
社長には、さすがに頼れなかったが、
時折、電話で話したり、メールや
LINEで近況報告をしたりした。

病院にも真面目に通い、薬もキチンと
服用した。衝動制御障害の症状は、
全く出なくなった。
あんなに暴れていたのが、嘘のようだ。
自傷行為も、全くしなくなり、
私は腕の傷を見る度に、溜息を吐いた。
医者からは、皮膚移植を奨められたが、
私は自分自身を戒める為、傷を消すのは
止めようと思っていた。

そうして季節は過ぎ、夏になった。
待ちかねたように、妹と愛理が
やって来た。また、賑やかな日々が
戻ってきた。

ちょっと困ったのは、愛理が、
腕の傷の事を無邪気に聞いてくる。私は、

『お姉ちゃんは悪い子だったから、
怖い鬼に捕まってやられたの。
あーちゃんも、良い子にしてないと
鬼にやられちゃうよ〜』
と言って、愛理を怯えさせた。
それから妹は、愛理が何か悪戯をしたり、
言うことを聞かないと
『鬼が来るよ!』
と、愛理を脅かすようになってしまった。

猫さん達も愛理に馴れ、仲良しになった。
妹と愛理と過ごす日々は楽しくて、
あっという間に過ぎていった。
別れの日、また愛理が泣いて暴れて
大変だったが、妹が、必殺
『鬼が来るよ!』
を出して、愛理は泣きながら帰った。
泣いている愛理を見送るのは辛かったが、
何も永遠の別れじゃない。
それでも、2人が帰った後は泣けた。

秋が過ぎて、冬が来た。
クリスマスには、また、妹と愛理、
今度は、旦那さんも一緒にやって来た。
妹の旦那さんと会うのは初めて。
背が高くて、なかなかの男前。✨
だけど、ちょっと気弱そうで、
結構な天然だった。
妹とは、完全にボケとツッコミが
役割分担されており、そのやり取りが
可笑しくて、私は久しぶりに
お腹が捩れるほど笑った。

旦那さんは仕事の都合で、翌日には
帰った。妹と愛理も、大晦日の前には
帰って行った。

あー、今年も終わりかぁ。
大晦日と正月を独りで過ごすのって
けっこう侘しいかも………
と思っていたら。
なんと大晦日に、社長とリンさんが、
大量のカニを持ってやって来た!
ご丁寧に、大きな鍋とコンロも持参。

社長と会うのは、ずいぶん久しぶりだ。
ちょっと緊張したが、社長はいつも通り

『美羽ちゃん久しぶり!元気そうで
安心したよ』
と言って、頭をポンポンってした。

キッチンには社長が立った。
大量のカニを捌き、食材を切り分ける。
その手際の良さに感心した。

出来上がった鍋はカニの出汁が出て、
すっごく美味しかった。🍲
3人、しばし無言でカニを食べる(笑)。

雑炊まで食べて満腹になった頃、
社長とリンさんが、急に居住いを正した。
何事かと思ったら、私に大事な話が
あると言う。
もしや、ユウキくんに何かあった!?
と慌てたが、ユウキくんは、至って
元気だと言う。
じゃあ、何?と首を捻る私に、

『実はね、美羽ちゃん。俺とリンちゃん
正式に付き合う事になりました』
社長が照れ臭そうに言った。
一瞬、ポカンとした私は、次の瞬間、
『えぇぇっっ!!!』
と、大声で叫んでしまったΣ(・艸・*)
リンさんが、真っ赤になってる………
それって、それって…………

『キャーッ!おめでとうございますっ!』
何故か私も真っ赤になって叫んだ。

『ありがとう。俺も、やっと
踏ん切りつけて、幸せみつけたよ』
社長の言葉に、リンさんが泣き出した。
そうだよね。リンさん、ずっと社長が
好きだったんだもんね。
ずっと、思い続けてきたんだもんね……
私も泣き出して、社長はオロオロ。

『今日は、めでたいっ!ドンドン
飲んじゃうぞーっ!!』
私は叫んで、ドンペリを抜いた。
幸せな大騒ぎは、元旦の朝まで続いた。

幸せな正月を迎える事が出来て、
社長とリンさんに心から感謝した。
ユウキくんとの約束まで、数カ月。
私は、社長とリンさんに勇気をもらった
気がした。


そして、ついに約束の日の前日になった。
私は落ち着かず、掃除をしてみたり、
猫さん達と遊んだりしたが、
緊張は取れず、心臓がドキドキした。
夜も眠れず、少し強めの睡眠薬を飲んで
ようやく眠りについた。

翌朝。
チャイムが鳴った。時刻は午前7時。
私は布団から飛び出して、
階段を駆け下りた。裸足で玄関に飛び降り、
相手も確認せずに、扉を開ける。
そこには…………
懐かしくて恋しい、王子様が立っていた。

『美羽。迎えに………』
ユウキくんが言い終える前に、私は
ユウキくんに体当たりするように
抱きついた。
『待ってた。ずっと待ってた………』
泣きじゃくる私の頬を包むと、
ユウキくんが優しいキスをした。
優しいキスじゃ物足りなくて、
私はユウキくんの口に舌を滑り込ませ、
むしゃぶりつくように、キスを深めた。
ユウキくんも、それに応える。
キスをしながら、ユウキくんが
玄関の扉を閉めた。

唇が溶けるほどキスをして、私たちは
ようやく唇を離した。
しばし、無言で見つめ合う。
ユウキくんが、
『上がってもいい?』
と、聞いた。そうだ!ここ、玄関だ!
『あ、ごめん💦どうぞ上がって』
慌ててユウキくんを招き入れる。
その間も、私たちは手を繋いだまま。

ユウキくんを居間に通すと、
そのまま押し倒された。
『今すぐ抱きたい……』
掠れた声で囁かれ、私はユウキくんに
抱きついた。



やっと再会しました❤✨✨

byナギサ

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コメント11

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  1. エリナさん(42歳)ID:4500988・07/06

    うわーん!!!号泣!!!

  2. 美羽さん(88歳)ID:4023458・05/22

    メロディさん♡♡
    私の為に、泣いてくれて、
    ありがとうございます.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.

    ご心配をおかけしましたが、
    落ち着くところに、落ち着きました
    (*˘︶˘*).。.:*♡ 

  3. メロディさん(50歳)ID:4023355・05/22

    ブログ読んで涙が止まりません
    良かったね
    ヽ(;▽;)ノ

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