元風俗嬢の体験ブログ

元風俗嬢の仕事・恋愛・事件・病気…etc

  • 記事数 112
  • 読者 175
  • 昨日のアクセス数 34

風俗を辞めて。その3別離編3

しおりをはさむ

2016/05/18 10:40:25

  • 28
  • 4

鬱状態から抜けて、私は社長が
見つけてくれた、かなり大きな
精神病院で診察を受けた。
そこで下された診断結果は、
パーソナリティー障害。所謂、人格障害だ。
原因は、脳挫傷による脳の損傷と
言われた。
また、違う診断結果………
しかも、人格障害は治る見込みがなく、
薬で症状を抑えるしかないとのこと。
私は絶望的な気持ちになったが、
医者は、薬が上手く合えば、普通に
日常生活を営めるようになる、と言った。

病院から帰る車の中、私は上の空だった。
今日の診断結果が正解なら、私は一生、
病気と闘い続けなければならない………
酷く厭世的な気分に陥った。
死んでしまいたいとすら思った。

ユウキくんを失い、病気も治らないと
宣告され、私は生きる希望を失った。
社長が何か話しかけてきても、
声が耳を素通りする。

家に到着すると直ぐ、客室のベットに
潜り込んだ。
考えるのは、ユウキくんの事ばかり。
涙がとめどなく流れる。

部屋のドアがノックされた。
社長が、
『ちょっといいかな?』
と、顔を出す。

『今は、何も話したくありません……』
私は、社長を拒絶した。
社長も深追いはせず、
『分かった。食事出来てるから、
食べられそうになったら食べて』
と言って、顔を引っ込めた。

その夜。
私は、死を決意した。
隠し持っていたカッターで、腕の太い
血管を切り裂く。大量の血が吹き出した。
そこで、ふと考えたのは、
ここで死んでしまったら、社長に
迷惑をかけてしまう、という事。

私はフラフラと立ち上がると、
携帯だけ掴んで、部屋をそっと抜け出した。
血を流しながら、足音を立てずに
玄関に向かう。静かに鍵を開け、
私は死に場所を求めて、マンションの
外に出た。

血がポタポタと腕を伝って落ちる。
このまま歩いてたら、倒れちゃう……
でも、どこに行けば……
全く土地勘のない場所で、
私はフラフラと徘徊した。
何だか意識が遠のいてきた時。
誰かが私を支えて、大声で何か叫んだ。

それは、巡回中の警察官だった。
『大丈夫ですか!?今、救急車が
来ますからね!この傷は、自分で
やったんですか!?
誰かにやられたんですか!?』
警察官の問いに、
『自分で……やりました……』
そう答えたところまでは、記憶がある。
そこで、私は失神したらしい。

目覚めると、やけに眩しいところに
寝かされていた。
体はベットに拘束され、動かない。
あれ……?私、どうしたんだっけ……?
すると、誰かが
『患者さん、起きました!』
と、大声で言った。

そこに、医者と警官がやってきた。
まず医者が、
『お名前、言えますか?』
と、聞いた。
『中井美羽です……』

『ご自分に何があったのか、覚えて
いますか?』
医者の質問に、一瞬、戸惑う。
あれ?私、死んだんじゃないの?

『私……何で生きてるんですか?』
私の言葉に、今度は警官が聞いた。

『腕の傷は、自分でやったんだね?
何で、そんな事したの?』

『もう、生きてるのが辛くて……』

『何が辛いの?』
警官が、尚も質問してくる。
私は沈黙した。

『腕、ボロボロですね。全部、ご自分で
やった傷ですか?』
今度は、医者が聞いてきた。
私は頷いた。

『ご家族の連絡先、教えてくれる?』
今度は警官。

『家族はいません』
私の答えに、警官は困った顔をした。

『じゃあ、誰か事情を知ってる人は
いないかな?』
そこで、警官に連絡が入った。
警官が、一旦、室外に出る。
その間に医者が、
『心療内科や精神科に通院歴や入院歴は
ありますか?』
等の質問をしてきた。私は、ただ頷いた。
そこへ、警官が戻ってきた。

『中井美羽さん。あなた、数時間前に
妹さんから捜索願が出てるよ。
妹さん、奈良にいるんだって?
同居人の村田聡さんの要請で捜索願が
出されたみたいだ』

警官の言葉に、私は叫んだ。
『妹なんて、知らないっ!私、帰る!』
拘束されたベットで、私は必死に
足掻いた。

『落ち着いて!』
医者が言うのを無視して足掻く私に、
看護師が何かを注射した。
途端に、私は意識を失った。

次に目覚めると、今度は真っ暗な
部屋に寝かされていた。

私の体は、ベットにガッチリ拘束
されている。腕も痛いが、拘束された
体全体が、軋むように痛い。
『すいません!!誰かいませんか!?』
何度も叫んだが、誰も来ない。
何これ?私、どうなってるの?

私は、また何度も叫んだ。
すると、ようやく看護師がやって来て、
『どうしたの?オムツの交換?』
と、聞いた。

『そうじゃなくて、私、なんで拘束
されてるんですか!?体が痛くて
たまりません!自由にして下さい!』
私の訴えを、看護師は鼻で笑った。

『無理よ。明日、強制入院するかどうか
結論が出るから、それまで大人しく
してなさい』
素っ気なく言って、看護師は出て行った。

その夜は、地獄だった。
私は一睡も出来ずに朝を迎えた。
軋む体の痛みに耐えていると、
男の医者が2人、入って来た。
一緒に入って来た男の看護師が、
ようやく、私を戒めから解放してくれた。
でも、今度は拘束着を着せられる。

男の医者2人が、交代で私に質問した。
質問の内容は、よく覚えていない。
自傷行為や、自殺未遂について
自分で、どう思っているのか等を
聞かれた気がする。

そして、何をどう判断されたのか、
私は精神病院に強制入院させられる
事になった。

拘束着を着せられたまま救急車に
乗せられ、私は入院先の病院に
搬送された。
もう、何がなんだか分からなかった。

入院先の病院には30分程で到着した。
私は、またベットに拘束されたが、
昨日の病院よりは、まだ締め付けが
緩かった。でも、体が痛い。


その病院で、私は様々な検査を受けた。
心電図や脳波の検査、MRIにIQテスト、
心理テストやカウンセリング………
薬も様々な薬を投与された。

私は時に暴れ、暴言を吐き、鬱状態で
寝込みながら、それでも確実に
病気が快方に向かっているのを
実感することが出来た。
先生や看護師さん達とも打ち解け、
色んな話を聞いてもらった。

入院して2ヶ月。
先生から、ようやく病名が告げられた。

『中井さんの病気は、単極性鬱病と、
衝動制御障害です』
今度こそ、本当の病名を告げられたと
確信出来た。



今回は、ここまでです♪
ようやく希望が見えてきました☆彡.。

byナギサ

同じテーマの記事

コメント4

しおりをはさむ

  1. 美羽さん(88歳)ID:3990213・05/19

    リカさ〜ん😊💕
    もう、分かっちゃいましたか。笑
    バレないように慎重に書いてたのですが
    もう、いいかなぁ〜と、ヒント
    出させてもらいました✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
    私は、幸せになりますよ*˙︶˙*)ノ"♡

  2. リカさん(35歳)ID:3990157・05/19

    下のジュリアンさんへのコメ返読ませてもらって
    カミングアウトの記事まで戻りました!
    もうわかった~~っっ!!!( ´艸`)
    迂闊にも気づかなかった自分バカバカ 笑
    ヒントありがと~ナギサさん(*^^*)

  3. 美羽さん(88歳)ID:3975416・05/18

    ジュリアンさん♡
    はい、確かに壮絶な出来事でしたが
    この出来事がなかったら、
    私は、もっと悲惨な事になっていたと
    思います。

    ユウキくんがどうしているかは、
    もうすぐ明らかになります。

    確実にhappyendに近づいていますので、
    安心して下さい(*˘︶˘*).。.:*♡ 

    以前書いた記事、
    【ナギサのカミングアウト】に
    ヒントが隠されています*˙︶˙*)ノ"♡

もっと見る

関連するブログ記事

  1. ユウキくんがネットで病院を調べ、今度は心療内科ではなく、...

  2. 目覚めると白い天井。頭がガンガン痛い。視界もぼんやりして...

  1. 咳と鼻水が長引き、夜に咳き込んで寝付けない日もあり耳鼻科へ行...

  2. 気がつくと病院のベッドの上で点滴に繋がれていた私。...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

12/10 編集部Pick up!!

  1. 友人彼氏が生活保護と知り呆れた
  2. 子が死産 園ママLINEで頭真っ白
  3. 無くて彼氏に驚かれた料理知識

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3