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あなたが大人になったら

持病を抱え、恋愛はしないと決めた。 あなたが大人になる、その時まで。

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2017/10/02 15:49:19

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今日は仕事帰りに、病院に行く日だ。
私は定時であがれる様に、必死に業務をこなした。
今日は、妊娠しているかを診てもらう日なのだ。



実はこの時、不思議なほど自信があった。
『妊娠しているだろう』と。

特に予兆も何もなかったが、今回ほどタイミングも
排卵の状態も良かった事はない。
前回の診察で、成熟した卵子が2、3つ確認出来ていた。出張もなく、その1週間は仕事もセーブした。



全ては妊娠のため。





少し、視野が狭くなっていたとも思う。
生活の全てを、妊娠する為に当てていた。
食生活も、運動も、睡眠も。
あんなに情熱を注いていた仕事ですら、
仕事量を減らして、いつでも病院に通えるように調整していた。





通いなれた産婦人科の待ち合い室で、私は蒼太にメールを送る。





『今、病院に着きました。

また結果を報告します!』




仕事中であろう蒼太に送る。
返信もないだろうと思っていたら、1通のメールが届いた。

蒼太が、仕事の合間に打ってくれたメールだった。






『がんばって!』





シンプルな文章だった。
きっと急いで送信したのだろう。
しかも、今更何も『頑張る』事なんてないのに……


私は蒼太の優しさが嬉しくて、つい笑ってしまう。
おかげで、私の肩の力が抜けて、フラットな気持ちで診察に向かう事が出来た。




蒼太は、私の『子供が欲しい』という熱に、付き合ってくれた。

いや、もともと蒼太は子供好きで、付き合っている時からずっと「子供が欲しい」と言っていた。

蒼太がお父さんなら、きっと幸せだろうと、私も漠然と考えていた。





それが、最初の『妊娠疑惑』に始まり、
私の『子供が欲しい』欲に火がついてしまったのだ。




今、振り返ると、安直だったと思う。
子供を妊娠して、無事に産んであげる事が
どれだけ大変なのかをきちんと理解していなかった。


蒼太は、そんな私を注意するでもなく、優しく支えてくれた。



きっと、蒼太はどんな状況でも、受け入れる覚悟があったのだろう。



しかし、この時の私は





『全て』を受け入れるのは難しかった。

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